 |
2016 GW 新緑の I-zu
|
〜修善寺温泉 柳生の庄 呉竹〜

新緑が眩いGW、

踊り子号で向かった先は I-zu。

昭和チックな車両ですが、

オードブル風の詰合せと、

お稲荷さんの盛合せで、

車中はピクニック気分。

終着駅でバスに乗り継ぎ、

温泉街を目指します。

昨日の雨のおかげで、

草木は鮮やか、

艶やか。

新緑に誘われ、

バス停近くの神社に、

ちょっと寄り道。

伊豆の名湯、

修善寺温泉に訪れたのは、

実に25年振りですが、

ちょっとモダンな温泉街に、

進化していました。

二つ星の小径を、

そぞろ歩き、

小さなギャラリーで、

時を忘れる。

さらに奥まった、

緑豊かな公園は、

人の気配も減り、

お腹の蟲の囁きが、

聞こえてきました。

地図にない、

坂道を辿り、

着いた先は、

お休み処。

銅鑼を叩いて、

来店を告げます。

僅か三卓の、

こじんまりとした、

趣きある茶庵(サロン)で、

極上の甘味を、

所望します。

内緒にしておきたい、

隠れた名所です。

修善寺温泉の、

最も奥に佇む、

お宿のひとつ、

柳生の庄。

お部屋は呉竹、

窓に竹林が映る、

3階のお部屋です。

お出迎えのお茶と、

季節の菓子が、

正統派を語る、

お宿のメッセージ。

解くほどの荷もなく、

早々に柳生の大風呂へ。

渡り廊下で繋がった、

別棟にある湯殿に、

おかげで一番乗り。

午後は女性用となる、

静寂が心地良い、

つうの湯の内湯。

露天風呂には、

長湯のための東屋も。

午後は男性用の、

むさしの湯は、

ちょっと広め。

湯上りは、

火照りを冷ましながら、

廊下のベンチに腰掛け、

待合わせ。

お部屋に戻りがてら、

カメラ片手に、

館内の美所を、

ちょっと探検。

美しく配された、

調度品のほかに、

こんなスポットも。

呉竹のお風呂は、

半露天風呂。

いつも適温の湯で、

満たされています。

おかげで飽くことなく、

玉肌磨きをくり返し、

黄昏時を迎えれば、

夕宴の時間。

至福の一杯は、

竹を模ったグラスで。

料亭を起源とする、

柳生の庄のお料理は、

まさしく正統派の、

会席料理。

見せる器に、

魅せる盛付。

お肉を焼く料理が、

早めに供されたのが、

ちょっと疑問でしたが、

どのお料理も、

流石に美味。

正統派高級旅館のお料理、

今回の献立は、

お料理に定評のある、

他のお宿と比べると、

感動や感激が、

少し薄かったというのが、

我が家の評価。

満腹ながら、

夜のしじまで、

温泉を満喫。

床に就けば、

眠り熟します。

目覚めても、

何はさておき、

薄明の露天風呂を、

一番に満喫。

ご来光とともに、

お宿を飛び出し、

温泉街を朝散歩。

人気のない、

静かな街は、

輝きを放っていました。

お宿に戻り、

湯浴みの後は、

至福の朝ビー。

朝餉の献立は、

定番の他にも、

旬のお造りや、

風味を愉しむお饂飩など、

ちょっとサプライズ。

お部屋の炉で、

温めると期待した、

お味噌汁でしたが、

ガスコンロが現れたのは、

ちょっとがっかり。

お宿の真価を問うのは、

次回に持越しましょう。

うららかな陽気に恵まれた、

修善寺からの帰路は、

天城越えで。

進化か、真価か。
次回も?
|
|
|
|
|