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2014 師走 かよう亭
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〜一日目〜
新幹線を米原で乗換え、
北陸本線で一路北へ。
加賀温泉郷の辺境、
芭蕉も湛えた山中温泉に。
荷物をお宿に預け、
ランチタイム。
温泉街では意外な、
お洒落なCafe。
しあわせビールと、
泡ワインで喉を潤し、
ごろごろ野菜のライスと、
熱々ビーフシチューを頬張ります。
器も可愛い、
遊歩道の入り口に佇む、
お勧めのお店です。
腹ごなしは、
鶴仙渓をお散歩。
浸み出す清水が、
美しい苔壁を造り、
滝となって、
清らかな川を、
育みます。
鶴仙渓のお散歩は、
実は25年振り。
お宿もリピート、
山中の名宿、
かよう亭。
わずか十室の、
温もりを感じる、
小さな、
美しいお宿です。
お部屋は桂、
窓の景色は、
渓谷ビュー。
次の間に炬燵、
青畳が香る本間。
バルコニーも備えた、
安らぎの空間。
お湯が優しいので、
のべつ幕なく、
楽しめる温泉。
お湯だけではなく、
景観も素晴らしいですが、
お部屋数が少ない宿なので、
ひとり使いもしばしば。
温泉を満喫し、
部屋に戻れば、
朧月。
今宵の宴の、
スタートです。
鰊の糠漬けに、
唐墨をまぶした豆腐味噌漬け、
上戸にはたまりません。
お出汁や、
名物も絶品。
お凌ぎは、
好物の零余子に唐墨。
鰤の血合いと、
鴨肉に合わせて、
薔薇色の、
エグリー・オウリエ。
橋立蟹に、
能登牛、
美味のオンパレード。
お口もお腹も満足したら、
夢見の時間。
朝湯を堪能し、
朝茶もいただき、
朝餉の時間。
日本一と評価されたこともある、
かよう亭の朝食。
ひとつひとつの料理に、
丁寧さと愛情が伝わる、
評価に納得のいく、
幸福を感じる朝食です。
お腹がパンパンなので、
しばしゴロゴロ。
かよう亭の滞在、
二日目は・・・。
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