 |
2014 飛騨の夏休み
|
〜一日目〜

待ちに待った夏休み、

まずは世界遺産に乾杯。

“ワイドビューひだ”に乗換え、

絶景を眺め、

名湯を越え、

飛騨高山へ。

五月の花見に続き、

避暑を兼ねた、

新緑詣で。

情緒のある町ですが、

目を引くのは夏の甘味。

突然雲行きが怪しくなり、

お目当てのお蕎麦屋さんで、

雨宿り。

BGMは轟く雷と、

地面を叩きつける大雨ですが、

蟲養いが済んだ頃には、

演奏終了。

お宿は倭乃里、

深い緑と、

山の恵みが、

歓迎してくれます。

仄かに薄暗い、

母家でチェックイン。

お部屋は離れ、

二棟並んだ、

母屋寄りの苅安。

リビングに、

オンドル、

縁側付きの本間からなる、

窓景の美しい、

お部屋です。

荷解きが済んだら、

バスタイム。

隅を窓が飾る、

解放的な内湯。

緑は鮮やかですが、

雨が滴り、

宿籠り。

縁側の前には、

雨空ならではの珍客。

森が暮れなずみ、

闇が訪れると、

夕宴の時間、

鮎が炙られます。

本日は大広間、

インターナショナルな会話が、

飛び交います。

涼を呼ぶキノコに、

蛍が停まる酒肴、

蛍火が浮かぶ麦酒。

夏の恵みに、

故郷の味。

山里のお椀は、

玉蜀黍(とうもろこし)真丈。

渓流の幸は、

少し熟成させた岩魚。

飛騨の銘酒のあては、

A-5ランクの鑑賞。

旨い生野菜が、

油味を中和します。

お口直しは栃の実うどん、

お酒も焼酎に。

囲炉裏で炙られた、

鮎はふっくら。

旨いものは、

酒を選びません。

美しく、

涼やかな逸品。

夏野菜を天ぷらでいただき、

お食事は締めくくりに。

お食事は川海苔の茶漬け、

デザートは胡麻ぷりんに、

すいかゼリー。

宴の後は、

山里の、

静かな時間を、

過ごします。

里山の朝、

雨は止みましたが、

山に靄がかかり、

草木に露が。

朝餉の前に、

新緑が輝く、

朝の里山を、

ちょっと、

お散歩。

朝の食事は、

母屋の個室、

春慶塗が美しい、

志功の間。

ヘルシーなジュースに続き、

朝ビヤ。

朴葉味噌は麦酒にも、

ご飯のおかずにも合います。

蒟蒻に、

川鱒、

しみじみと旨い、

山里料理。

ほっこりとする煮物に、

優しい茶碗蒸し、

幸せを感じる、

朝の食事です。

食後のデザートは、

囲炉裏端で。

あと一日お世話になる、

里山のお宿。

雨はすっかり止み、

明るくなって来たので、

遊び・ましょう。
|
|
|
|
|