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夏のKYOTO-2012

三日目 俵屋旅館 鷹




お空も、














にわかに、














晴天に早変わり。














訪れたのは洛北、














鷹ヶ峰の名刹、














常照寺














深い緑が、














境内に薫ります。














市内からだと、














ちょっと不便に感じる、














場所ですが、














その分、














俗化されていない、















やすらぎを感じる、














古寺です。














お隣が源光庵














迷いと悟りという、














ふたつの窓で有名な、














美しいお寺です。














夢見が悪そうな、















血天井でも、














知られていますが、














ちょっと物騒なので、














お写真もほどほどに。














市中に戻って、














ランチタイム。













憑りかれぬよう、














ビールでお浄め。














胃袋もバテ気味なので、














あっさりとしたメニューで、















蟲を養います。














明るい日差しが、














降り注ぐ、














俵屋旅館”。














雨に濡れた、














美しさとはまた違う、














美の世界を、














感じさせてくれます。














二日目のお部屋は、














鷹の間














憧れの、














二室ある、














俵屋”プレミアムスウィートのひとつ。














お部屋の広さは、














俵屋”さん随一。














それもそのはず、














幻の十九室目、














桐の間としての、














顔も、














備えています。














と言う訳で、














浴室や雪隠が、














二か所ずつ。














浴槽のついたお風呂場と、














シャワーのみのお風呂場。














その時の気分で、














使い分けできますが、














結局シャワーは使わずじまい。














湯舟に浸かった後は、














よーく冷えた、














ぷるんぷるん。














暮れなずむ午後、














“俵屋”さんの美に、














もう少しだけ、














触れましょう。














夕方だけの解放区、














アーネストスタディ。














新しいコレクションを、














覗いてみると、















少女時代にタイムスリップ。














放心するほどの美しさ、















その美を堪能しながらの、














今宵の宴の、














始まりです。














言わずもがな、














俵屋”の美味。














黒胡麻の風味、














夏のオコゼ。














炙られた鮪は、














まさに芸術品。














今宵のパートナーはボランジェ、














芸術的なお味の、














邂逅。














鱧も旨いですが、














焼唐辛子もおつな味。













後半はさらに美しく、














湯葉、














茂魚(あこう)、














鮑。














鮎ごはんに、














新作?














今宵もすっかり、














夢心地。














うなされることもなく、














お目覚めもばっちり。














もちろん、














朝から、














食欲旺盛。














幸せな朝食を、














味わい尽くします。














本日も、














雨の“俵屋”タイム。














ふたりだけでは、














その広さを持て余し気味のですが、














贅沢な時を、














過ごせるのは間違いありません。














帰路の寄り道は、














三十三間堂。














千体に及ぶ千手観音像も、














圧巻でしたが、














館内の暑さに、














さすがに辟易。














京都で過ごす夏休み、














本当にあっと言う間ですが、














是非また近いうちに。














次はいよいよ・・・。