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梅雨のKYOTO-2012 夏越の祓

俵屋旅館 栂




梅雨の晴れ間のウィークエンド、














お散歩気分で京都へ。














車中で紐解く駅弁は、














ちょっと懐かしいお味と、














まん丸お寿司の詰合せ。














通い馴れた旅路は、














あっと言う間。














今回の京都巡りは、














バスで駆けること1時間余り、














洛北の大原へ。















バス停からは、














里山の風景を眺めながら、














ゆっくりと、














お散歩。














最初のディストネーションは、














アプローチから、














心癒される、














寂光院














苔生した、















梅雨の季節にぴったりの、














山里のお寺です。














そう広くはない境内は、














静寂と、














深い緑と、














凛とした空気に、














包まれています。














この季節ならではの、














この季節だからこその、













美に触れると、














身も心も、














癒されます。














ランチの時間ですが、















ちょっと寄り道。














あらあらお行儀よく、














おやおやちょっとお困り?














明日は奥嵯峨の愛宕へ。














大原での蟲養いは、














新緑を愛でながら。














応対をしてくれた、














お母さんの人柄に、














心和みます。














ふたつ目のディストネーションは、














三千院門跡














大原を代表する、














言え、京都を代表する、














歌にも歌われた、














有名なお寺です。














広い境内には、














多くの美が、














宿っていますが、














人気のお寺だけに、














観光客が多いのも確か。














有名な紫陽花も、














見頃の季節だけに、














しかたないかも知れませんが。














京都の市中で、














小さなお宿で、














美を宿す、














“俵屋旅館”














本日のお部屋は新館3階、














15番目のお部屋となる














期待を裏切られた、














小さいながらも、














居心地の良い、














お気に入りになったお部屋です。














さすが“俵屋旅館”














ついついレンズを向けたくなる、














美しい調度品に、














目を奪われます。














早起きと、














長散歩の疲れを、














湯に浸かり、














洗い流したら、














わらび餅。














この日のイベントは、














夏越の茅の輪くぐり。














昨年の大文字さん以来、














“俵屋”さんのゲストと、














スタッフの皆さんが一堂に会す、














厳かですが、














楽しい神事。














厄を祓ったところで、














“俵屋”の宴。














“俵屋”さんでは初となる、














水無月のメニュー。














涼しげな、














美しい、














お料理の、














数々。














シンプルが故に、














美しいお椀に描かれた、














季節の紫陽花と、














水引。














定番ですが、














他では食べる気がしない焼鮎。














静寂に包まれた、














ゆっくりと流れる、














日常とは違う、














お食事の時間は、














幸せの極み。














明日から始まる、














祇園祭に合わせて、














特別にご用意していただいた、














鱧ごはんは、














まさに絶品。














後は・・・。














早起きの徳は、














三文どころじゃありません。














動き始めたばかりの電車に揺られ、














着いた先は伏見。














裏参道は、














まだ人もまばらな、














伏見稲荷大社。














大きな茅の輪で、














八の字にくぐります。














人生の分かれ道、














その先は長く、














途中いろいろとあったり、














別の道の方がよく見えたり、














紆余曲折があったりしますが、














結果は同じだったりして。














ちょうどJRの宣伝に、














採用されている最中でしたが、














伏見稲荷大社は、














奥の深いお社です。














三条に着く頃には、















すっかり本降りの雨。















梅雨らしく、














草木は潤いましたが、














自身の身体も潤しましょう。














梅雨らしい、














しっとりとした、














京都と、














“俵屋旅館”と、














朝食を堪能します。














露が滴るほどの雨は、














いっこうに降り止まず














本日は行き先を変更して、














愛宕念仏寺は、














あきらめましょう。














代わって訪れたのは、














建仁寺














半夏生が見頃を迎えた、














特別公開の塔頭、














両足院














しっとりした、














やはり梅雨の似合うお寺です。














京都散歩、














次は夏の盛りに。