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宮浜温泉 庭園の宿 石庭 2011.睦月 |

九州から戻ったばかりですが、

恒例のバースデイ・トリップで、

再び西下します。

列車での旅の愉しみはやはり駅弁。

ちょっと期待できないパッケージですが・・・、

残念ながら、

お味も予想を裏切ってはくれません。。。

見た目もお味もGood。

雪の琵琶湖畔を過ぎれば、

間もなく京都。

今回は列車を降りずに、

さらに西へ。

山を越え、

川を渡り、

岡山を通り過ぎ、

降り立ったのは広島。

名物の市電に乗り継ぎ、

向かった先は原爆ドーム。

取り壊しが進む広島市民球場に、

相生橋を渡るタイプの違う市電。

あの惨劇を形にして残す、

世界遺産の原爆ドーム。

あの日あの時の悲劇を聞くと、

手を合わせずにはおれません。

訪れるたのは、

お互い二度目ですが、

何度訪れても、

惨劇の資料を拝見すると、

その酷さに、

胸が締めつけられる思いです。

いつまでも平和への警鐘を、

鳴らし続けましょう。

ヒロシマを狙った原爆、

リトルボーイ(原爆のニックネーム)の標的は、

T字に交ったこの橋、

相生橋だったそうです。

ちょっと気分はセンチメンタルですが、

市電で広島駅に戻ります。

広島と言えば牡蠣!

センチな気分はどこへ?

ココロとイブクロは別なようです。

牡蠣の名店かなえのグループ店で、

フレッシュオイスターを堪能します。

地産盛合せはどれも艶やか!

ミルキーなかき小町に、

フレッシュ感の強い大黒神。

シャブリを合わせて、

焼牡蠣に、

牡蠣フライまで。

山陽本線で大野浦駅に移動し、

お宿の迎えを待ちます。

本日のお宿は石庭、

一日目のお部屋は離れ“安庵”。

リヴィングと寝室は二階、、

対岸に宮島を望む、

お宿のご主人の書斎だった部屋を

客室にリニューアルしたお部屋だそうです。

ウェルカムスィーツは、

最中アイスに、

黄粉もち。

一階が浴室、

&ミニバーになっていて、

ゆっくりと寛げます。

安庵の最大の魅力は、

この露天風呂。

BGMを聴きながら、

夜は満天の星を眺めながら、

24時間いつでも、

愉しむことができます。

小ぶりですが、

内湯もおしゃれ。

二階のリヴィングは、

ちょっと屋根裏風になっていて、

ちっちゃなライブラリィスペースもあります。

お部屋のデザインにマッチした、

家具や和のしつらいの、

センスの良さが、

寛ぎを与えます。

床暖房が暖かいベッドルームにも、

トイレがあって、

冬でも快適です。

夕食の前に、

館内散策。

美しい燭台に、

廊下を照らす柔らかい灯り。

そして自慢の庭園。

広大という訳ではありませんが、

時間の経過とともに、

その表情を変える庭園に、

身を置くと、

気持ちが引き締まります。

石庭には隠れ家もいっぱい。

その一つが床下サロン。

音楽を聴いたり、

読書に耽ったり、

ちょこっとお酒を愉しんだり。

洞窟風やテラスタイプなど、

こちらは三つのスポットからなる凡々亭。

こちらが床上のラウンジ。

ビューポイントであると共に、

お茶や珈琲のサービスだけに止まらず、

生ビールが振る舞われたり、

今宵のお酒を決めるための、

利き酒もできます。

大浴場で手足を伸ばし、

さっぱりしたら、

夕餉の時間。

地産の恵み、

地産だからこその旨さを、

存分に、

かと言って、

押し付けることなく、

ゲストに伝え、

堪能させてくれる、

石庭の料理。

お造りの虎魚(オコゼ)は、

御頭と肝付き。

主役を喰う鰤、赤貝、烏賊。

お椀は鍋仕立て、

牡蠣と芹を柚子風味の、

蓮根のみぞれ仕立てでいただきます。

それぞれ利き酒で気に入ったものを。

焼物は見た目にも華やかで、

お味も文句なし。

絶品、石庭名物の牡蠣グラタン。

飽きさせない工夫と、

バランスとセンスの良さ、

料理に対する情熱に、

脱帽&感動。

関東ではあまり馴染みのない、

石庭名物の穴子飯。

お好みで海苔を刻んでいただきます。

デザートはメロンにアイスクリーム、

豆腐の入ったアンポ柿。

お茶受け用のあられ菓子も。

当然、

お目覚めは快適。

朝湯に浸かったら、

朝食タイム。

本日はお部屋ではなく、

お食事処へ。

朝食は、

部屋食、

お食事処、

どちらか好きな方を選べます。

宿からのバーズデイプレゼントも、

美味しい朝食に合わせて。

お腹に優しいお粥に、

ご飯はお櫃で。

やっぱりお腹パンパン。

But、デザートも、

きれいに平らげます。

お部屋は変わりますが、

連泊なので準備はのんびり。

三つの湯船からなる大浴場で、

温泉三昧。

露天の奥に続く、

静寂に包まれたお風呂が、

特にお気に入り。

露天の脇にも洗い場がありますが、

寒いので暖房の効いたこちらで。

すっかり温まったら、

ラウンジで待合わせ。

支度を整えたら、

対岸の宮島へ、

出発です。

快適だった安庵、

それでは、

『行ってきま〜す』
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