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由布院 玉の湯 2011.お正月 |
九州旅行三日目、
博多駅は特急列車の宝庫。
今回は指定席をゲットできなかったので、
30分前から並びました。
おかげ様でこんな景色もゆったりと。
予約していたバスが運休になった原因がこの雪。
予定通りに行かないドキドキ旅行ですが、
冬の旅を満喫。
博多から2時間ちょっとで由布院に到着。
本日のお宿は玉の湯、
長年憧れていたお宿のひとつです。
緑がまぶしい季節の方が似合いそうなお宿ですが、
メインディッシュを堪能するなら冬でも。
お昼を摂っていなかったので、
お部屋に向かう前にティールームへ。
玉の湯のアプローチを眺めながら、
カフェタイム。
ミルク&アンパンセットに、
ポットサービスのティー。
おやつは控えめに。
お部屋は指定できませんでしたが、
客室ゾーンのほぼ真ん中にある、
すはう。
各室の部屋名は、
草木染の材料から採ったそうです。
三間からなるすはう、
夕餉をいただく和室には、
温かなおこたが置かれています。
優しい光が射し込む、
開放的なリビング。
お気に入りの音楽も愉しめます。
寒さが身に沁みますが、
庭にはテラスもあります。
和の雰囲気に違和感を感じさせない、
ベッドルーム。
シンプルで素朴なお部屋ですが、
広めのバスルームに満たさせるお湯は、
源泉100%。
湯布院の湯を堪能しましょう。
お食事間前に館内散策。
暖炉が暖かい談話室に、
可愛らしいガラス細工。
お部屋へ戻り、
夕餉の時間。
朱塗りの盆に並んだお正月料理に、
お重に詰まった前菜を、
上手に?お取り皿に並べて。
名物のひとつ田舎風の煮物。
山の温泉地ですが、
お造りもなかなか。
でも、馬刺しや、
地鶏の叩きあたりが出れば最高。
自然薯が蓋代わりのおすましに、
山女魚の塩焼き。
メインディッシュは、
スッポン鍋。
新鮮なお野菜や、
お餅もいっしょに味合います。
シャブリらしさが感じられませんでしたが、
スッポンは滋味溢れています。
お野菜もたっぷりくべ、
締めくくりはお雑炊で。
お腹パンパンですが、、
いつもながらスイーツは別腹。
おこたに似合う、
蜜柑と林檎。
帰りのバスも心配ですが、
睡魔には敵いません。
相も変わらず快適に目覚め、
朝の玉の湯を、
ちょっと散策。
朝靄に包まれて、
ちょっと幻想的なアプローチ。
かなり冷え込んでいますが、
おや?朝食タイム?
その前に、
大浴場で湯浴み。
源泉100%掛け流し、
露天風呂にも昏々と湯が注がれ、
本日もお天気は良さそうです。
丸い脱衣籠が、
ちょっと微笑ましいですね。
火照りを冷まし、
食事処へ。
洋朝食用のテーブルセット、
温泉を注ぐと膨らむおしぼり。
身体が目覚めるフレッシュジュース。
こちらは和朝食の小鉢に、
くみ出し豆腐。
玉子焼きと、
焼魚は海里村上に軍配。
ちょっと楽しい炭火焼、
ビールをいただきながら焼き上がりを待ちます。
洋食は、
ほのかに甘いミルクに、
蜂蜜をたっぷり垂らしたくみ出しチーズ。
優しいお味のクレソンのスープに、
新鮮な生野菜。
由布院産のモッツァレラチーズに、
ワインが欲しくなる生ハム。
熱々の玉子料理に、
甘〜いフレンチトースト。
和朝食の締めくくりは、
芳しい麦飯。
移動の多かった九州三泊は、
あっと言う間。
どうやら高速道路も開通して、
福岡空港行きのバスも復旧したようです。
昔から名旅館として評価され、
いまだにその地位を保ち続け、
さらにファンを増やし続ける玉の湯。
ちょっと期待が大きかったせいか、
感動するほどの良さは感じられませんでしたが、
お宿と客との相性や、
宿泊するタイミングでも印象は変わってくるので、
簡単に評価は下せませんが、
その良さにもっと磨きが掛けられそうです。
海里村上のうれしい料理、
洋々閣のしっとりとした佇まい、
それぞれのスタッフの心温まるサービス。
玉の湯ではそれらを超える感動は味わえませんでした。
俵屋旅館を脅かすお宿にめぐり遭うのは、
なかなか難しいようです。
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